子どもを不幸にする親が、ついやってしまう「ダメ習慣」
不登校・ひきこもりの子を持つお母さんほど、無意識にハマりやすいこと

不登校やひきこもりが続くと、
お母さんは、ずっと心が休まりません。
- 朝、起きてこない。
- 昼夜逆転している。
- 会話が減る。
- 学校の話をすると黙る。
- 将来のことを考えると怖くなる。
そんな毎日の中で、
頭の中はいつもこの子のことでいっぱいになります。
「このままで大丈夫なの?」
「私の関わり方が悪いのかな」
「もっと早く気づいてあげればよかった」
「甘やかしているのかな」
「見守るだけでいいの?」
「でも、このまま何もしないのも不安…」
苦しいですよね。
本当に苦しいと思います。
しかも、周りに気軽に相談できない。
夫婦で温度差があることもある。
SNSを見れば、よその子はちゃんと進んでいるように見える。
すると、ますます焦ります。
そして、その焦りの中で、
とても愛情深いお母さんほど、
無意識にやってしまう“ある習慣”があります。
それが、
子どもの幸せを、外側の状態で判断してしまうことです。
「学校に行ければ安心」が、いつのまにか子どもを苦しめる
不登校の子を持つお母さんの多くは、
本当は子どもを責めたいわけではありません。
ただ、安心したいのです。
- 学校に行けたら安心。
- 朝起きられたら安心。
- 少し元気そうなら安心。
- 勉強に向かえたら安心。
- 進路の話ができたら安心。
- 外に出られたら安心。
これはとても自然なことです。
親なのだから、当然です。
でも、ここに落とし穴があります。
お母さんの中で
「こうなれば大丈夫」
が強くなりすぎると、
子どもには
「今の自分ではダメなんだ」
と伝わってしまうことがあるのです。
たとえ責めていなくても。
たとえ優しく言っていても。
たとえ“この子のため”であっても。
子どもは敏感です。
- お母さんのため息。
- 目の奥の不安。
- 比べていないようで比べてしまう空気。
- 「いつになったら」という焦り。
そういう言葉にならないものを、
子どもはちゃんと感じ取っています。
そして、こう思い始めます。
「今の自分では、お母さんを安心させられない」
「今の自分では、喜ばれない」
「元気にならなきゃいけない」
「変わらなきゃいけない」
「でも、動けない」
この苦しさが、
子どもをさらに動けなくさせることがあります。
不登校・ひきこもりの子が本当に苦しいのは、「行けないこと」だけではない
多くのお母さんは、
「学校に行けないこと」
「部屋にこもっていること」
そのものが問題だと思っています。
もちろん、それは心配です。
現実的な問題もたくさんあります。
でも、もっと深いところで子どもが苦しんでいるのは、
"今の自分には価値がない"と感じてしまうことです。
- みんなは進んでいるのに、自分は止まっている。
- みんなはできるのに、自分はできない。
- 親にも心配をかけている。
- 期待にも応えられない。
そうやって、
子どもは外に出られないだけでなく、
自分の内側でも追い詰められていきます。
だからこそ、
不登校やひきこもりの支援で本当に大切なのは、
「どうやって学校へ戻すか」だけではありません。
その前に必要なのは、
この子が“今の自分でも切り捨てられない”と感じられることです。
ここが抜けると、
どんな声かけも、どんな対応も、
子どもには圧として届きやすくなります。
子どもを不幸にする「ダメ習慣」の正体
ここでいうダメ習慣とは、
怒鳴ることだけではありません。
無理やり引っ張ることだけでもありません。
もっと静かで、もっと気づきにくいものです。
それは、
「うちの子が今この状態では、幸せとは言えない」
と親が心の中で決めてしまうこと。
- 学校に行っていないから。
- 部屋から出ないから。
- 勉強していないから。
- 働いていないから。
- 会話がないから。
- 将来が見えないから。
そうやって、
今の子どもの状態を
“幸せから外れた状態”
として見てしまう。
すると、関わりの土台に
焦り、修正、期待、管理が入りやすくなります。
でも、これはかなり重要な点ですが、
親が「この状態はダメだ」と思うほど、
子どもは自分の存在そのものをダメだと感じやすくなるのです。
ここを見落とすと、
お母さんは一生懸命なのに、
なぜか関係が悪化する、ということが起きます。
お母さんが先に苦しみすぎていることも多い
不登校やひきこもりの支援では、
子どもだけを見ても本質は見えません。
実際には、
お母さん自身が限界を超えていることがとても多いのです。
- ずっと気を張っている。
- 子どもの機嫌に敏感になっている。
- 夫に分かってもらえない。
- 自分を責めている。
- 周りと比べて落ち込む。
- 将来を考えるたびに眠れなくなる。
この状態になると、
頭では「見守ろう」と思っていても、
心が見守れません。
当然です。
不安が強すぎるからです。
すると、お母さんの中では
「この子を何とかしなきゃ」
が強くなります。
でも本当は、
最初に必要なのは、
子どもを変えることよりも、
お母さん自身が“この状態の中でも自分を見失わないこと”です。
ここはかなり現実的な話です。
親の心が毎日揺れ続けていると、
その揺れは、言葉以上に子どもへ伝わります。
逆に、親の中に少しずつでも落ち着きが戻ると、
子どもは“安全”を感じ始めます。
子どもに本当に必要なのは、「正しい答え」ではなく「安心できる土台」
不登校やひきこもりの子どもに必要なのは、
正論ではありません。
やる気を出させる言葉でもありません。
将来の見通しを急いで立てることでもありません。
その前に必要なのは、
- このままの自分でも見捨てられない
- 急がなくても切り捨てられない
- うまく話せなくても大丈夫
- 今すぐ元気になれなくても、価値はなくならない
という感覚です。
これは甘やかしではありません。
回復の土台です。
土台がないまま動かそうとすると、
子どもはますます閉じます。
逆に、土台ができてくると、
子どもは少しずつ自分から動き始めます。
順番が逆になると、
親子ともに苦しくなります。
本当に見直したいのは、「子どもの状態」より「親の幸せのものさし」
不登校やひきこもりの子を持つと、
どうしても子どもの状態ばかり見てしまいます。
- 今日は起きたか。
- 食べたか。
- 話したか。
- 勉強したか。
- 外に出たか。
- 進路を考えているか。
でも、そこで一度立ち止まって
見直したいのです。
私は、何をもって
「この子は大丈夫」
「この子は幸せ」
と判断しているのだろう、と。
- 学校に行っていること?
- 人並みに進んでいること?
- 社会に適応していること?
- 親を安心させてくれること?
もちろん、それらも一つの要素ではあります。
でも、それだけを幸せの基準にしてしまうと、
今苦しんでいる子どもは
ずっと“未完成でダメな存在”になってしまいます。
それは違うはずです。
今、立ち止まっているこの子にも、
今、部屋から出られないこの子にも、
今、言葉にならない苦しみを抱えているこの子にも、
守られるべき尊厳があります。
親がそこを見失わなくなったとき、
関わりは変わります。
さいごに
子どもを不幸にする親が、ついやってしまう「ダメ習慣」。
それは、
不登校やひきこもりの子を持つお母さんほど、
愛情が深いからこそ、やってしまいやすいものです。
子どもの幸せを、外側の状態で決めてしまうこと。
- 学校に行けるか。
- 外に出られるか。
- 進路が決まるか。
- 社会に戻れるか。
それももちろん大切です。
でも、それだけが幸せではありません。
そして、
そこだけを見つめ続けると、
親も子も苦しくなります。
本当に必要なのは、
今のこの子を諦めないこと。
今のこの子を“失敗作”として見ないこと。
そして、今のお母さん自身も責めすぎないことです。
子どもが動き出す前に、
親子の間に必要なのは
「正しい答え」ではなく
「このままでも見捨てられない安心」です。
そこからしか、
本当の回復は始まりません。
もし今、
- どう関わればいいのか分からない
- 見守ることが苦しい
- このままでいいのか不安
そんな思いを抱えているなら、
まずはそこから整えてみてください。
「不登校・ひきこもりのお母さんのための7日間音声プログラム」
では、
・子どもに圧をかけずに関わる方法
・見守ることが苦しくなる理由
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もう、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。