友達は、少なければ少ないほどいい

友達は多いほうがいい。
いつも誰かとつながっていて、休日には一緒に出かけ、誕生日にはたくさんのメッセージが届く。
そんな人ほど、人生が充実しているように見えますよね。
反対に、友達が少ないと、
「自分には魅力がないのではないか」
「性格に問題があるのではないか」
と不安になる人もいます。
でも、本当にそうでしょうか。
私は、友達は少なければ少ないほどいいと思っています。
何なら、ゼロでもいい。
なぜなら、友達がいない時間こそ、一番大切な親友と向き合えるからです。
その親友とは、自分です。
友達が多くても、孤独な人はいる
友達の人数と、心の満足度は比例しません。
たくさんの人に囲まれているのに、なぜか寂しい。SNSでは楽しそうに見えるのに、家に帰るとドッと疲れる。
そんなことは珍しくありません。
人に嫌われないように話を合わせ、誘いを断れず、興味のない集まりにも顔を出す。
それは友情というより、「ひとりになる怖さ」から逃げているだけかもしれません。
友達を失わないために、自分の気持ちを無視する。
それでは、友達が増えるほど、自分との関係は悪くなってしまいます。
一番雑に扱われている親友
もし親友が疲れていたら、「今日は休んだら」と声をかけるでしょう。
親友が失敗して落ち込んでいたら、「そんなに自分を責めなくていいよ」と励ますはずです。
では、自分にはどうでしょうか。
疲れているのに「もっと頑張れ」と追い立て、失敗すれば「だから私はダメなんだ」と責める。
本当は行きたくないのに、嫌われるのが怖くて誘いを受ける。傷ついているのに、笑ってごまかす。
他人には優しいのに、自分には驚くほど冷たい。
さて、あなたは一番近くにいる親友を、一番雑に扱っていませんか。
ひとりでいることと、孤独は違う
ひとりでいる人を見ると、私たちはつい「寂しそう」と決めつけがちです。
しかし、ひとりでいることと、孤独であることは同じではありません。
誰かと一緒にいても、本音を隠していれば孤独です。
反対に、ひとりでも自分の気持ちをわかっていれば、心は満たされます。
- 今日は何を食べたいのか。
- どこへ行きたいのか。
- 本当は何に疲れているのか。
- これから、どう生きたいのか。
人に合わせることをやめなければ、こうした自分の声は聞こえてきません。
ひとりの時間は、誰にも必要とされない時間ではありません。
自分が自分を取り戻す時間です。
「友達ゼロ」は不幸ではない
友達がいないことを、恥ずかしがる必要はありません。
無理に人脈を広げなくてもいいし、気の合わない人と関係を続けなくてもいい。
「友達がいない自分」を必死に直そうとするより、ひとりでも心地よく過ごせる自分を育てたほうが、人生はずっと楽になります。
もちろん、誰とも関わるなという話ではありません。
困ったときに助けを求めたり、信頼できる人とつながったりすることは必要です。
ただ、寂しさを埋めるためだけに、誰かへしがみつく必要はないということです。
自分を親友として扱ってみる
今日から、自分にこう尋ねてみてください。
「本当はどうしたい?」
そして、出てきた答えをすぐに否定しないことです。
- 疲れたなら休む。
- 会いたくないなら断る。
- ひとりで過ごしたいなら、ひとりになる。
間違えたときは責めるのではなく、「次はどうしようか」と一緒に考える。
親友に接するように、自分に接してみてください。
最初は、自分の気持ちがわからないかもしれません。それほど長い間、他人を優先してきたということです。
焦らなくて大丈夫です。
少しずつ話を聞いてあげれば、自分は必ず本音を話し始めます。
自分と仲良くなると、人間関係も変わる
不思議なことに、自分を大切にできるようになると、無理な人間関係が減っていきます。
嫌われることを必要以上に恐れなくなり、合わない人とは自然に距離を取れるようになるからです。
その結果、友達の数はさらに減るかもしれません。
でも、それでいいのです。
人数は少なくても、自分を偽らずにいられる関係だけが残ります。
友達の多さは、あなたの価値を証明しません。
誰からも誘われない休日があっても、寂しい人間だとは限りません。
あなたには、生まれてから最期まで一緒にいる親友がいます。
その親友を置き去りにして、外の誰かに好かれようとしなくていい。
- 友達は少なくてもいい。
- 何なら、ゼロでもいい。
- まずは、自分が自分の味方になること。
人生で最も長く、最も深く付き合う相手を大切にできたとき、本当の意味で孤独ではなくなるのです。